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名前:sacha ♀
Asia東の果てJapan islandの古い都に住む東洋人です。 ちょこっと身体に不備があるけれど、そこらに居るような何気ない人間です。 その他のジャンル
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わたしが自分のblogでこういうことを書くことは、大義名分でも名声の為でもありません。
これは環境問題に警告をならしている多くの方の意思を繋げてゆく行為であり、そして自分への戒めでもあります。 わたしなんか、人様に説教できるような人間ではないのですから。。 さて、この国・この星に暮らす限り、知っておくべきことがあります。 自分自身や、自分の家族や子供や、友人や、そして大事な人が、安全な環境で暮らしてゆきたいと少しでも思うなら、知っておかなければいけないことがあります。 でも、この愚かな国ではそういった情報は覆い隠されたまま、知らされることがあまりにもありません。 悲しいことです。 そういった中で、多くの有志の絶え間ない努力のお陰で沢山の人がこれらの情報を知るに至っているでしょうが、今、この国の東北に位置する六ヶ所村では大変な事態になっています。 そういった有志の方の意思を尊重し、ここに坂本龍一さんのメッセージを転載しておきます。 坂本龍一さんのメッセージを、セヴァン=スズキさんの伝説のスピーチと共に読んで下さると幸いです。 そして、これらを読んで下さったアナタが何かを共感できたならば、是非ご自身のHPやブログやSNSなどに転載して下さいね。そういった繋がりの中で多くの方が情報をシェアできるようになれば幸いです。 坂本龍一です. 緊急のお知らせです。 坂本龍一です. 本日、みなさんの貴重なお時間を頂戴して訴えたいのは、青森県六ヶ所村にある核燃料再処理工場による、甚大な放射能汚染についてです. なんと、この再処理工場からは通常の原発から出る放射能の一年分が、一日で出るというのです.美しい縄文の地と恵みをもたらす三陸の海が汚され、その被害は何百世代先にまで及びます. こんな異常なことがまかりとおっていることが、にわかには信じられません. しかし、もっと問題なのはほとんどの人がこの事実を知らないということです. これは大手メディアに責任がありますが、PSE法についてはあれほどリアクションがあったのに、もっと重大で命に関わるこの問題については、社会全体が奇妙なほど静かなのです.そこでぼくはインターネットと音楽をもって世界にこのことを知らしめようと思いました. ぼくと、若い友人である日本人ラッパー、shing02は今、音楽を制作中です. ぼくたちはその音楽をwebに載せ、人々がそれを自由にダウンロードし、リミックスし、サンプリング、リサイクル、リモデルなどをして、再処理工場のことが世界に広まるように、クリエイティブコモンズのライセンスを取得するつもりです. 幸い、友人のクリスチャン・フェネスが賛同し、音をダビングしてくれましたし、また英国の有名なデザイナーであるジョナサン・バーンブルックはwebサイト(www.stop-rokkasho.org)のデザインを引き受けてくれました.そこでは、人々が音楽を聴き、ダウンロードをし、またビデオを見たり、六ヶ所再処理工場についてもっと情報を得ることができます. みなさんにもぼくたちと共に、音楽、写真、動画、美術作品、詩など、どんなジャンルでもけっこうですので、寄付していただくことを呼びかけたいのです. そうすることによって、世界がこの問題を知ることになり、ひいては危険な再処理工場が止まることを願って.ちなみに、ぼくたちにはどんな財政的な基盤もありません.これは人々に気づいてもらうことを目的とした、100%ボランタリーな活動です. みなさんの貴重なお時間をさいて、これを読んでいただき、またこの問題を考慮していただいたことに感謝して。 ■参考■ http://stop-rokkasho.org/ 「Diary」 by 桑原茂一 「ひっかかり」by 坂本龍一 【セヴァン=スズキ、伝説のスピーチ全文】 1992年セヴァン=スズキという、まだたった12歳の少女がリオデジャネイロで行われている国連会議(地球環境サミット)に乗り込んでいき、後に伝説と呼ばれることとなるスピーチを行いました。 カナダ・バンクーバー市で生まれた彼女は9歳のときにECO(Environmental Children Organization)という環境学習グループを立ち上げ、そして12歳の時に自分たちで費用を貯めて国連会議(地球環境サミット)へ赴くだけでなく、NGOブースで交渉の末にスピーチを行う機会まで勝ち得たそうです。 その素直で純粋な想いに溢れたスピーチは多くの”大人達”の心を揺さぶり、やがて世界中で伝説として語り継がれています。わたしも考えさせられました。 わたしが12歳の頃、一体何を考えて、どこに向かって生きていたのでしょう? 現在この国の12歳の子供達は一体何を考えて、どこに向かって生きているのでしょう? そして、その子供達を見守る大人達は一体何を考えて、どこに向かって生きているのでしょう? セヴァン=スズキのスピーチ こんにちは、セヴァン・スズキです。エコを代表してお話しします。エコというのは、子供環境運動(エンヴァイロンメンタル・チルドレンズ・オーガニゼェーション)の略です。カナダの12歳から13歳の子どもたちの集まりで、今の世界を変えるためにがんばっています。あなたがた大人たちにも、ぜひ生き方をかえていただくようお願いするために、自分たちで費用をためて、カナダからブラジルまで1万キロの旅をして来ました。 今日の私の話には、ウラもオモテもありません。なぜって、私が環境運動をしているのは、私自身の未来のため。自分の未来を失うことは、選挙で負けたり、株で損したりするのとはわけがちがうんですから。 私がここに立って話をしているのは、未来に生きる子どもたちのためです。世界中の飢えに苦しむ子どもたちのためです。そして、もう行くところもなく、死に絶えようとしている無数の動物たちのためです。 太陽のもとにでるのが、私はこわい。オゾン層に穴があいたから。呼吸をすることさえこわい。空気にどんな毒が入っているかもしれないから。父とよくバンクーバーで釣りをしたものです。数年前に、体中ガンでおかされた魚に出会うまで。そして今、動物や植物たちが毎日のように絶滅していくのを、私たちは耳にします。それらは、もう永遠にもどってはこないんです。 私の世代には、夢があります。いつか野生の動物たちの群れや、たくさんの鳥や蝶が舞うジャングルを見ることです。でも、私の子どもたちの世代は、もうそんな夢をもつこともできなくなるのではないか?あなたがたは、私ぐらいのとしの時に、そんなことを心配したことがありますか。 こんな大変なことが、ものすごいいきおいで起こっているのに、私たち人間ときたら、まるでまだまだ余裕があるようなのんきな顔をしています。まだ子どもの私には、この危機を救うのに何をしたらいいのかはっきりわかりません。でも、あなたがた大人にも知ってほしいんです。あなたがたもよい解決法なんてもっていないっていうことを。オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか、あなたは知らないでしょう 死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか、あなたは知らないでしょう。絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか、あなたは知らないでしょう。そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって森をよみがえらせるのかあなたは知らないでしょう。 どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。 ここでは、あなたがたは政府とか企業とか団体とかの代表でしょう。あるいは、報道関係者か政治家かもしれない。でもほんとうは、あなたがたもだれかの母親であり、父親であり、姉妹であり、兄弟であり、おばであり、おじなんです。そしてあなたがたのだれもが、だれかの子どもなんです。 私はまだ子どもですが、ここにいる私たちみんなが同じ大きな家族の一員であることを知っています。そうです50億以上の人間からなる大家族。いいえ、実は 3千万種類の生物からなる大家族です。国境や各国の政府がどんなに私たちを分けへだてようとしても、このことは変えようがありません。私は子どもですが、みんながこの大家族の一員であり、ひとつの目標に向けて心をひとつにして行動しなければならないことを知っています。私は怒っています。でも、自分を見失ってはいません。私は恐い。でも、自分の気持ちを世界中に伝えることを、私は恐れません。 私の国でのむだ使いはたいへんなものです。買っては捨て、また買っては捨てています。それでも物を浪費しつづける北の国々は、南の国々と富を分かちあおうとはしません。物がありあまっているのに、私たちは自分の富を、そのほんの少しでも手ばなすのがこわいんです。 カナダの私たちは十分な食物と水と住まいを持つめぐまれた生活をしています。時計、自転車、コンピューター、テレビ、私たちの持っているものを数えあげたら何日もかかることでしょう。 2日前ここブラジルで、家のないストリートチルドレンと出会い、私たちはショックを受けました。ひとりの子どもが私たちにこう言いました。 「ぼくが金持ちだったらなぁ。もしそうなら、家のない子すべてに、食べ物と、着る物と、薬と、住む場所と、やさしさと愛情をあげるのに。」 家もなにもないひとりの子どもが、分かちあうことを考えているというのに、すべてを持っている私たちがこんなに欲が深いのは、いったいどうしてなんでしょう。 これらのめぐまれない子どもたちが、私と同じぐらいの年だということが、私の頭をはなれません。どこに生れついたかによって、こんなにも人生がちがってしまう。私がリオの貧民窟に住む子どものひとりだったかもしれないんです。ソマリアの飢えた子どもだったかも、中東の戦争で犠牲になるか、インドでこじきをしてたかもしれないんです。 もし戦争のために使われているお金をぜんぶ、貧しさと環境問題を解決するために使えばこの地球はすばらしい星になるでしょう。私はまだ子どもだけどこのことを知っています。 学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたがた大人は私たちに、世のなかでどうふるまうかを教えてくれます。たとえば、 * 争いをしないこと * 話しあいで解決すること * 他人を尊重すること * ちらかしたら自分でかたずけること * ほかの生き物をむやみに傷つけないこと * 分かちあうこと * そして欲ばらないこと ならばなぜ、あなたがたは、私たちにするなということをしているんですか。 なぜあなたがたがこうした会議に出席しているのか、どうか忘れないでください。そしていったい誰のためにやっているのか。それはあなたがたの子ども、つまり私たちのためです。あなたがたはこうした会議で、私たちがどんな世界に育ち生きていくのかを決めているんです。 親たちはよく「だいじょうぶ。すべてうまくいくよ」といって子供たちをなぐさめるものです。あるいは、「できるだけのことはしてるから」とか、「この世の終わりじゃあるまいし」とか。しかし大人たちはもうこんななぐさめの言葉さえ使うことができなくなっているようです。おききしますが、私たち子どもの未来を真剣に考えたことがありますか。 父はいつも私に不言実行、つまり、なにをいうかではなく、なにをするかでその人の値うちが決まる、といいます。しかしあなたがた大人がやっていることのせいで、私たちは泣いています。あなたがたはいつも私たちを愛しているといいます。しかし、私はいわせてもらいたい。もしそのことばが本当なら、どうか、本当だということを行動でしめしてください。 最後まで私の話をきいてくださってありがとうございました。 セヴァン=スズキ、伝説のスピーチ全文: 参照ナマケモノ倶楽部(http://www.sloth.gr.jp/top/top.html) ナマケモノ倶楽部セヴァン=スズキのページ(http://www.sloth.gr.jp/relation/kaiin/severn_top.html) 長い記事のご拝読、有り難うございました。/さや
by art-of-noise
| 2006-05-20 19:16
| ・想ふこと
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